『吸血鬼すぐ死ぬ』ドラルクが作った料理6選

 第二期アニメも絶賛放送中、舞台化も決定など勢いが止まらない人気作『吸血鬼すぐ死ぬ』。本作の主役は、吸血鬼ハンターの人間・ロナルドと、吸血鬼・ドラルクの2人です。タイトル通り「すぐ死んで(生き返って)」しまうドラルクは、貧弱すぎて人間を襲うこともできません。だから彼は一つの武器を磨きました。それは――料理の腕! 獲物である人間を住処に招き入れるため、吸血鬼は料理上手が多いとのこと(ドラルク談)。
 本記事では、ドラルクの特技である「料理」にフォーカスし、作中に登場した料理をご紹介します。

吸血鬼すぐ死ぬ

吸血鬼すぐ死ぬ

行方不明の子供を助けるため、真祖にして無敵の吸血鬼・ドラルクの城にやってきた吸血鬼ハンター・ロナルド! だがドラルクの正体は、凄まじい頻度で死んで塵と化す史上最弱のザコ吸血鬼で!?(C)盆ノ木至(週刊少年チャンピオン・秋田書店)

つい作りたくなる! おやつ・お菓子

クッキー(2巻・第15死)

 本作のヒロイン・ヒナイチの大好物、それがドラルク特製のクッキーです。彼女はこのクッキーが気に入ったらしく、以降の巻でもことあるごとに欲しがります。ヒナイチを呼び出すためのエサとして使われることも。
 ちなみに『吸血鬼すぐ死ぬ 公式ファンブック 週刊バンパイアハンター特別増刊号』には、激辛ロシアンクッキーを作ったショートショートが入っています(1巻27ページ)。ドラルク特製激辛クッキーを食べたのは一体……? ファン必見のショートショートもお見逃しなく!

吸血鬼すぐ死ぬ 公式ファンブック 週刊バンパイアハンター特別増刊号

吸血鬼すぐ死ぬ 公式ファンブック 週刊バンパイアハンター特別増刊号

著者全面監修!! カラー32ページ収録!! 初の公式ファンブック!! 本書だけでしか読めない新情報が盛りだくさん!! コミックス第10巻までに登場した主要キャラクターの超詳細なプロフィールや初公開となる設定などを余すことなく全面解禁!! コミックス未収録の美麗カラーイラストやコミックス発売時に描き下ろされた書店特典用イラストなどを多数収録!! 特別描き下ろしマンガ「吸血鬼すぐ死ぬΔ(デルタ)」4ページ収録!!

バナナフリッター(4巻・第40死)

 ロナルドを罠に嵌めるために作ったバナナフリッターです。バナナフリッターとはバナナに衣をつけて揚げる(フリットする)料理のこと。この回では、結果的に他の人が食べてしまいましたが、その表情からして美味しかったことは間違いありません。
 ロナルドは、たくましい筋肉と脅威の身体能力から、「ゴリラ」と呼ばれることが増えていきます(満を持して18巻ではゴリラに変身します)。作中にはバナナが何度も登場するので、ぜひチェックしてみてください。何回ロナルドがバナナを食べていたかを、数えてみるのもおもしろいかもしれませんね。

ヨーグルトとバナナの蒸しパン(9巻・第97死)

 このエピソードでは、徹夜して小説の原稿を仕上げたロナルドが、一仕事終えた解放感から、ハイテンションで暴れだします。「満腹になれば寝る」と考えたドラルクが作ったのが、この「ヨーグルトとバナナの蒸しパン」です(やっぱりバナナ!)。ヘルシーな夜食として最適で、とっても美味しそうです。
 なお、公式ファンブック2巻『吸血鬼すぐ死ぬ 公式ファンブック 週刊バンパイアハンター特別増刊号 2』によると、フライパンで作ったことが判明しました。詳しいレシピが気になるところです。

素材がやばい!? ご飯もの

(吸血鬼化した)野菜たくさんうどん(2巻・第13死)

 ドラルクの記念すべき初料理回に出てきた、衝撃の問題作です。味付けも見た目も美味しそうな一品ですが……問題は素材にありました。
 ゴボウ、しめじ、レンコン、冬瓜が吸血鬼と化しており(!?)、手足が生え、噛みついてくるように……! それでも臆さずに調理したドラルクでしたが、彼の腕前(と、めんつゆ)をもってしても、美味しく食べることはできませんでした。
 ロナルド曰く「味付けいぜんに野菜がエグ苦すっぱクサ不味いんだよこのボケが…!!」とのこと。その感想を聞いてドラルクは「臭み取りをして、味付けを濃くする」対策を考えます。今後、再チャレンジの機会はあるのでしょうか。
 この回では、その後冷蔵庫内の野菜が全て吸血鬼化してしまい大混乱に。彼らが事態を収拾するために放った奇策とは? 衝撃の展開は実際に読んでみて確かめてください。

クリスマスやハロウィンのごちそう! パーティーメニュー

クリスマスのチキン(6巻・第70死)

 クリスマスパーティのために作られたチキンです。事務所に来たヒナイチの反応を見るに、ケーキの用意もあるようです。
 しかしこの回では、ロナルドが世間を覆うクリスマスムードに怒り心頭。「クリスマス反対」を掲げ、ドラルクの企画したパーティーから逃げ出します。素直にクリスマスをお祝いすれば、美味しいご馳走にありつけるのですが……。
 こんがり焼けた丸鶏が、ホリデー気分を盛り上げます。果たしてロナルドは、チキンを食べられるのでしょうか。

ハロウィンのカップケーキ(6巻・63第死)

 アニメでも話題となった人気の回に登場するケーキです。アニメと漫画の原作を比べるとより楽しめます。
 事務所で(勝手に)開催されたハロウィンパーティー。ジャックオーランタンに見立てた、かわいらしいカップケーキが配られます。もちもちで美味しそうですが、ヒナイチは何故か小首を傾げていて……? 
 テーブルには山盛りのクッキーも用意されており、パスタも振る舞われた様子。パーティー主催者の料理スキルが伺えます。

終わりに

 この記事の中で紹介している料理はごく一部。ドラルクはこの他にもたくさんの料理を作っています。中でも編集部のイチオシは、単行本5巻収録カラーイラストの「ホールケーキ」! 大きなデコレーションケーキには、見覚えのあるキャラクターたちが勢ぞろいしています。使い魔のジョン(アルマジロ)も、嬉しそうにカトラリーを掲げていてキュートです。6月に上演される舞台を前に、ぜひ漫画を一気読みしてみてください!
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