サイト内検索

日々ごはん (4)

はじめての場所、なつかしい場所。さまざまなところで、日々は続きます。『日々ごはん』(1)〜(12)の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。

<ある日の日記より>
夜中に小腹が減って、階段をコツコツと降り台所に行くと、お皿に鍋のフタがしてあった。フタを開けると、なんでこうなるんだろうというくらいに、麺が二センチ長にちぎれて炒められている焼きそばだ。おいしくないんだろうな、と思いながらもぼそぼそと食べる。醤油ともソースとも言えない薄味で、桜海老とおかかと紅生姜が混ざっている。そう、まさにこれが、子供のころさんざん食べ飽きた母の焼きそばの味だ。私はこの味をすっかり忘れていた。というか、どこかに押し込まれていた味覚が、食べた途端にずるっと出てきた。とてつもなく懐かしく、涙が出るほどおいしかった。
価格
1,188円
[参考価格] 紙書籍1,404円
読める期間
無期限
クレジットカード決済なら
11pt獲得
対応端末
  • Windows
  • Mac
  • スマートフォン タブレット
  • ブラウザで読める
電子書籍販売日
2017/06/02 00:00
紙書籍販売日
2005/06/30
ページ数
----
掲載誌/レーベル
  • ----
出版社
ジャンル
ファイル容量
8.32MB
ファイル形式
EPUB形式

新着通知設定

この作品の続刊、作家の新刊が配信された際に、メールでお知らせいたします。

作品
作家