年間1,000作品近く漫画を読んでいるDMMブックスの書店員が、DMMブックスから9月に最終巻が配信された完結漫画からおすすめの作品を厳選紹介! SNSで話題を呼んだ漫画家の闘病エッセイや、切なくてもどかしい恋愛漫画、新選組をテーマに描いた作品、人気作家の毒親サスペンス、「刃牙」シリーズなど5作品をピックアップしました。まだ読んだことがない作品があれば、完結を機に一気読みしてみませんか?
目次
9月完結のおすすめ漫画
腸よ鼻よ(全10巻完結)
漫画家を夢見るティーンエイジャー島袋全優は、原稿とバイトに明け暮れる毎日を送っていたが、いつしかトイレに行くたび便器が血まみれスプラッター状態に。はじめは腸炎と診断されるものの入院治療でも一向に容態は回復せず……改めて検査を受けてみると実は難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」だった!? 「取材」と称して入退院を繰り返し、片手にGペン、片手に点滴を携えたエキスパート患者の筆者が、発病した学生時代から商業デビューを果たして漫画家になってからも続く闘病生活の実体験をもとに明るく描く奇跡のギャグコミックエッセイ。GANMA!&ニコニコ漫画で絶大な支持を受ける『腸よ鼻よ』、待望の書籍化!! 読後、貴方はこう思うはず……「セカオピ、めちゃくちゃ大事」。
「私大腸がないの」というインパクト大なセリフから始まる、なぜか笑えて底なしに明るい闘病エッセイ漫画です。
漫画家を夢見ていた、19歳の作者・島袋全優。原稿にバイトにと忙しい日々を送っていたあるとき、トイレに行くたび血が出るように。入院しても一向に良くならず、詳しく検査をしてみると、難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」と診断され!?
入院中の看護師とのやりとり、夢の漫画家デビュー、連載中の苦悩、繰り返す手術。センス抜群のギャグを交えながら、ほどよいスピード感で進みます。長期に渡った島袋全優の闘病生活はどうなるのか。「次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門第3位を受賞し、SNSでも話題になった作品がついに完結です。
君が死ぬまであと100日(全6巻完結)
2023年10月23日から実写ドラマスタート! 甘くて切ない「もだキュンラブ」な恋愛漫画です。
幼なじみの神崎うみが大好きな主人公・津田林太郎は、四回目の告白でついに付き合うことになります。しかしその瞬間、うみの寿命が残り100日と発覚、しかも寿命を延ばす方法がうみをときめかせることで……。
寿命を目前にした少し悲しい展開でありながら、うみの前向きな明るさとお互いを思う気持ちでキュン要素も楽しめます。ピュアな林太郎がうみをときめかせるために頑張る姿と、寿命が迫る緊張感との緩急も見どころ。青春模様と甘酸っぱい恋を描いた作品が好きな方にもおすすめです。
ツワモノガタリ(全8巻完結)
新選組の隊士たちが、これまで出会ったなかで最強の剣客は誰かを語り合う! 新選組を新たな切り口で描いたアクション漫画です。
当時の剣術流派を出来るだけ忠実に再現すべく、作者・細川忠孝が綿密に取材を重ねて作りあげています。それぞれの流派について、よりリアルに丁寧に描かれているところが魅力です。沖田総司と芹沢鴨の戦いから始まり、原田左之助VS高杉晋作や土方歳三VS坂本龍馬の死闘など、流派を背負い剣を抜くシーンの数々は圧巻。新選組をテーマにした漫画が好きな方はもちろん、アクション漫画が好きな方にもおすすめです。
血の轍(全17巻完結)
『惡の華』や『ぼくは麻理のなか』の押見修造が描く、毒親サスペンス漫画です。
周囲から過保護と言われるほど、母・静子からたくさんの愛情を受け育てられた中学生の静一。親族と山へ出かけた日、崖の上でふざけていた従兄弟のしげるが落ちそうになった瞬間、母がしげるを突き飛ばし……。
母が罪を犯す瞬間を目の前にし、次第に精神がむしばまれていく静一。穏やかに見える母親の奥底にあった狂気が次第にあらわになり、静一が追い込まれていく様子に恐怖を感じます。長い間支配され続けた子と母の歪な関係から目が離せません。
【毎日¥0】バキ道(全17巻完結)
大人気作「刃牙」シリーズ5作目である『バキ道』の最終巻がついに登場!
さまざまな敵を倒し、東京ドーム地下闘技場のチャンピオンとして君臨する範馬刃牙(はんま・ばき)。次の強敵を探し求める刃牙の前に、日本最古の相撲の御前試合勝者・野見宿禰(のみの・すくね)の称号を次ぐ人物が前に立ちはだかります。
本作は「相撲」がテーマとなり、作者・板垣恵介の相撲に対する情熱や、闘技場の戦士や力士たちのプライドをかけた戦いが描かれています。石炭を握りダイヤモンドへと変える圧倒的な握力をもつ野見宿禰との勝負の行方は……!?
そして新シリーズ『刃牙らへん』が『週刊少年チャンピオン』にて連載中! まだまだアツい「刃牙」シリーズに今後も注目です。
終わりに
9月に完結した漫画からおすすめ作品を5つご紹介しました。今回ご紹介したなかでも特におすすめの作品は、『血の轍』です。作者の押見修造は、静一からみた主観の世界を表現するため、アナログ作画にしてスクリーントーンを使わないというこだわりの手法で描いたそうです。物語のリアルな質感、追い詰められていく苦しさを感じながらもつい読み進めてしまう画力に圧倒されること間違いなしの作品です。
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